What’s a marching band?

マーチングバンドは、音楽と動きが一体となった“生きたアート”です。単に楽器を演奏するだけでなく、観客の視線を釘付けにする「視覚演出」と「躍動感」を持ったパフォーマンスが特徴です。

吹奏楽との違いを交えて、マーチングバンドの魅力を紹介します。

吹奏楽とマーチングバンドの違い

吹奏楽 マーチングバンド
演奏スタイル 座って演奏 歩きながら演奏・演出を加える
主な会場 ホール、教室など 屋外のグラウンド、スタジアム、パレード
目的 音楽表現に集中 音楽+視覚のトータルパフォーマンス
指揮 常に指揮者の指示に従う 位置によっては自律的に動く必要がある
体力 比較的少なめ 高い体力・持久力が必要

マーチングバンドの魅力

1. 音と動きの融合芸術

楽器を演奏しながら複雑なフォーメーション(隊形)を組み替える様子は、まるで生きたオーケストラ。音楽と動きが一体化し、観る者の五感を刺激します。

2. チームワークの究極形

数十人、時には100人以上が秒単位で連携。わずかなズレが全体に影響を与えるため、仲間との信頼と呼吸が不可欠です。

3. 全身で表現するドラマ

足のステップ、体の角度、目線までが演出に影響を与えるため、演奏者一人ひとりが“演者”としての役割を担います。楽譜だけでなく、「表現する心」も試される舞台です。

4. 野外でこそ映えるスケール

広大なグラウンドでのパフォーマンスは、空間を最大限に活かした壮大な演出が可能。ドラムメジャー(指揮者)の力強い動きや旗(カラーガード)との連携は圧巻です。

5. 観客を巻き込むエネルギー

演奏が始まった瞬間から場の空気を変え、観客を巻き込む熱量があります。行進しながら響くブラスや打楽器の音は、心臓に直接届くような迫力です。

動く音楽の魔法

マーチングバンドは、単なる演奏ではありません。
身体と楽器、感情と動き、すべてを調和させて届ける「動く音楽の魔法」です。
吹奏楽とはまた違う、ライブ感と躍動感が、観る人の心に深く残る、そんな特別な演奏です。

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